投資では、勝ちだけなく負けも体験する。その負けはあなたに「敗北感」と「挫折感」を感じさせることだろう。この感情はリスクをとってチャレンジしなければ感じないものだ。これはどの分野でも同じだろう。
例えば、プロ野球選手のイチロー選手もこう言っている。
僕は日米通算3000本安打を達成したけど、6000回以上の失敗があります。失敗から、たくさんのことを学んでほしい。
このように、どの分野でも負けや失敗はつきものである。あなたはその失敗を受け入れる覚悟があるだろうか?
成功を目指せば嫌というほど失敗と向か合わなければならない
目標が高ければ高いほど、失敗したことの「敗北感」や「挫折感」が大きいのだ。
例えば、イチロー選手はメジャーリーグで活躍するという目標があった。メジャーリーグという高いレベルでは、うまくいかないことも多いだろう。そしてそのレベルの高さに驚き、挫折感などを味わうこともあるはずだ。実際に、少なくとも6000回以上の失敗とそれに伴うネガティブな感情を体験していると思われる。
投資の分野でも同様だ。うまく取引できるようになるまで、それ以上の失敗と負の感情に向き合なければならない。これは、人によっては死ぬほどつらい体感になることもあるだろう。
それは、本当に大好きで大好きでたまらない異性から、「NO」を突きつけられたような感覚に似ているのかもしれない。
大きな目標だからこそパワーが出る
一方で、大きな目標があるからこそ、そこに向かうエネルギーは大きくなる面もある。イチロー選手は大きな目標があったからこそ人一倍練習し、数えきれないほどの失敗も受け入れてきたはずだ。
投資の世界も同様で、大きな目標があれば失敗も受け入れていけることだろう。もっというと、失敗や負けによるネガティブな自分の感情を受け入れてでも達成したいという熱意があれば、「敗北感」や「挫折感」も一時的なものとなるだろう。
あきらめずに何度もチャレンジすることで、いつかは成功できる日がくる。その時の喜びは、今までのネガティブな感情をすべて消し去るほど喜ばしいことになるだろう。
投資においての失敗には、実際に「お金」を失う。しかし、成功すれば「お金」という目に見えやすい結果としてあらわれ、喜びも大きくなるだろう。
あなたはそれでも勝ちたいか?
投資で成功しお金を増やしていくには、失敗は避けて通れない。さらに、あなたはその失敗に伴う多くの「敗北感」「挫折感」「無価値感」「悔しさ」などの負の感情を必ず味わうことになる。
だが、それを受け入れて失敗から学習して改善をしていければ、少しずつ成功に近づいていく。そしてそれが「増えたお金」というかたちとなってあらわれるのだ。ネガティブな感情を感じた分だけ、結果がでたときの嬉しさも大きくなる。
チャレンジを続ければ、あなたは大きな成功と喜びを得ることができるかもしれない。逆に、大きな目標になればなるほど、悔しさを味わい二度と立ち上がれなくなるかもしれない。そのことを承知してでも、あなたは勝ちたいだろうか。
このことに、心から「YES」と言えてはじめて投資家としての道を歩み始めることができるのだろう。
あなたはそれでも勝ちたいか?