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鶏と卵の関係と元本とエントリーの関係を考えてみた

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鶏が先か、卵が先か

鶏と卵の関係についてよく言われることに、「鶏が先か卵が先か」というものがある。これは因果関係のジレンマを示しており、平たく言えば「ニワトリとタマゴのどちらができたのか」という問題である(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/鶏が先か、卵が先か)。簡単に言うと、因果関係が断定できない例に使われる言葉だ。

しかし、こと投資、その中でも特にバイナリーオプションでの元本とエントリーの関係を考えてみると、いくつかの因果はあるように思う。それは「 元本に対して大きすぎるエントリー額を続けると、いつか破綻する」ということである。

急がば回れ

考えるにあたり、鶏を元本と捉え、卵をエントリー(またはエントリーから生まれる結果)と捉えてみる。

この例えを元に、「元本に対して大きすぎるエントリー額を続けること」を鶏と卵の観点から考えてみる。これを、鶏が卵をいつもより非常に大きな卵を産むように努力したと仮定しよう。結果どうなるか。実際にそれができたとしても(現実世界でできるかは不明だが)、しばらくしたら鶏は体調を崩してしまい、健康な卵を産めない期間が続いてしまうだろう。

これをバイナリーオプションで考えてみると、1回のエントリーで元本に対して大きすぎる額を投資するということである。鶏の例で言えば、いつもより大きな卵を無理して産もうとしているのと似ている。最初は上手く勝ち、大きな利益を得られたとしても、長期的には元本を目減りさせてしまうのではないか。そして、ひいては破産(=元本全てを失う)してしまうのではないか。

なぜなら、感情のボラティリティ(変動幅)が大きくなってしまうからだ。感情のボラティリティが大きくなると、冷静な判断よりも感情に沿った合理的ではないエントリーとなってしまい、結果として負ける確率が上がってしまうのである。

例えば元本10万円に対して、エントリー額を2万円にするようなものである。ペイアウト率を80%と仮定すると、勝てば利益として16,000円が手に入るが、負けると2万円を失い、元本の20%も失ってしまう。そして5回負け続けると元本を失ってしまう。

元本を健康に保つための最低限満たしておきたい条件

ではどうすればよいか。それは、変に短期間で大きな利益を求めないということである。この考えは、健康な鶏から安定的に標準的な卵を産むことを目指すものであり、バイナリーオプションで言えば、健康な元本から安定的に利益を出すということである(勝率が利益を出せるくらいある人の場合)。

先ほどの10万円の元本の例で言えば、 20000円を投資して16000円の利益を1発で出すよりも、5000円で投資して4000円の利益を4回生み出した方が安全だということである。

鶏の卵はフォアグラのような高い価値はなく、1個あたりが安価だが、コツコツ集めればすごい価値となる。同じように、バイナリーオプションもコツコツと利益を積み重ねれば、結果的に利益が残る。

では具体的には鶏=元本を健康に保つことどうしたらいいかを以下に挙げてみる。

  • 余裕資金でやる
  • 元本に対してエントリー額を上げすぎない
  • 毎回エントリー額を変えない(一定期間経ってから変える)

以上で挙げたことを行えば、必ずしも元本を健康に保てるとは限らないが、これらを行わなければ、元本を健康に保つことは難しい。これは、かつてベートーベンが言った次のような言葉で説明がつくだろう。

努力した者が成功するとは限らない。しかし、成功する者は皆努力している

つまり、元本を健康に保ち、安定的な利益を生みたければ、上記で挙げた項目は必ず満たしていないといけないのだ。

まとめ

さて、簡単に本エントリーをまとめたい。今日は、鶏と卵の関係を投資の元本とエントリーの関係になぞらえて考えてきた。

私の考えは、「鶏が健康なら、卵を定期的に産んでくれる」ということは、投資で言えば「健康な元本と安全なエントリーが定期的な利益を生む」ということである。

健康な鶏=元本であるように行動していきたい。

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